湘南Theoの平和のページ・ブログ

戦争と、貧困・抑圧・差別の構造的暴力がない社会実現のために!

No.745(2019.10.13)地方紙:『河北新報』も頑張っている

 
《紹介》
 
 河北新報』が新鮮です。  イメージ 1
 
 
 
 『河北新報(かほくしんぽう)』は、宮城県仙台市に本社を置く日刊新聞で、販売部数は朝刊454519部、夕刊52144部(20161-6月平均)

 東北地方に関する記事だけでなく、首都圏の知識人や文化人を独自に取材した記事を多く掲載しています。

 三大ブロック紙北海道新聞中日新聞西日本新聞)などとの記事の交換も行っています。
 
 私は、この新聞は、ネット・ニュースサイトで適宜目を通しています。
(検索サイト キーワード)河北新報 コラム・社説
 (または、右を Ctrl + クリック)) https://www.kahoku.co.jp/column/

                 

※中部・関東の『中日新聞』 『東京新聞』 と似通った記事構成になっているように思えます。
 
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(参考)
 一方、性格は異なりますが、むのたけじ 氏が、旧『朝日新聞』での記者として、戦争に実質加担したことに対する反省から、1948年(昭和23年)に、妻子4人を連れて秋田県横手市に帰郷し、タブロイド版の週刊新聞「たいまつ」を創刊し、反戦の立場から言論活動を続けたことと重なって思い起こされます。
 
 
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 今回は、『河北新報』で下記のようなしっかりした記事が目に着きました。
 
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  野党の温度差/意地の張り合いで終わるな  2/13

 大きな固まり」になる道筋はまだ見えてこない。逆に溝が深まっているようにも映る。夏の参院選を見据えた野党連携の動きだ
 通常国会厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査を巡る与野党攻防が焦点となっている。政府・与党は早期の幕引きを図ったものの、拒んでいた厚労省幹部の参考人招致に追い込まれた。
 政治決戦を控えた論戦は野党の質問力が試される。「1強多弱」を打破し、政権の選択肢に値する勢力になり得るかの試金石にほかならない。
 国会召集前、野党勢力の再編が進むかのような動きがあった。国民民主党自由党参院両院で統一会派結成に踏み切った。合流を視野に政策協議も進む見通しだ。

(・・・中略)
  ところが、この局面で際立ったのは立憲民主党と国民の主導権争いだった
 参院会派は23人の国民に自由の4人が加入。いったんは野党第1会派となったが、25人の立民に社民の2人が加わり、双方が27人で並んだ。それぞれが議員を引き抜き、統一会派を作った形だ。
 野党第1会派になれば、国会での与党との交渉を主導して発信力をアピールできる。国民と自由は、参院選に向けた選挙協力が難航している立民に圧力をかける狙いもあったとみられるが、有権者には意地の張り合いとしか映らなかったのではないか

(・・・注略)
 立法府の危機とも言える状況で、野党が果たすべき役割は重い。野党勢力内での数合わせから脱却し、大局的視点に立った野党共闘を望みたい。立ち向かうべきは身内ではなく、数の力を振りかざす巨大与党なのだ