湘南Theoの平和のページ・ブログ

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No.725(2019.7.6)大事な選択ほど消去法

  与党の一強体制にはうんざりしている。国会も、何をやっても多数決で否決される状 

 態。

 やりたい放題を許していていいのか? 

 自民党一強の政治状況が、国民の選挙に対する無関心を呼んでいる。

 今こそ、日本を変えていかねばならない。

 

東京新聞』本音のコラム欄(2019.7.1付)に、興味あるエッセーがありました。

 

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大事な選択ほど消去法」(宮子あずさ 氏 (看護師))

こう書かれています。

なるほど、そう考えると危機感もある程度楽観的に見えてくる・・・

いよいよ参議院選挙が始まる。自民党一強の政治状況で、隠蔽や捏造が横行。危機感を持つ人は少なくない。

 とは言え、まだまだ与党の支持率は高い。野党は厳しい闘いとなろう。候補者をなるべく絞り、与党への批判票を集める他に、勝ち目はない。一人区で野党共闘の候補者が一人に絞られたのは朗報ととらえている。

 一方で、候補者が絞り込まれる過程で、応援したい候補者が消える可能性もある。私は議会に女性を増やしたいので、候補者の性別は大問題。私が一人区の有権者で、統一候補が男性だったら、本音ではつらい。

 こうした言い方は悲観的すぎるかもしれない。この人に入れたい!と思える候補者もいるだろう。しかし問題は、そうでない場合。ここで棄権しては、与党を利してしまう現政権を是としないなら、たとえ消去法でも投票しなければならない

 「まし」と思う人に、鼻をつまんで投票。そのくらいの割り切りがないと、与党の独り勝ちを許すことになる。

 大事なことを消去法で決めるのは、とても腹立たしいことだ。しかし、医療現場で働いていると、大事な選択のほとんどが消去法とわかる。

 病状が重いほどに選べる手だては減り、選択肢が限られてしまう。そんな状況で大事なのは、何よりもまず、やけにならないことだ。