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No.635(2019.3.26)南西諸島での自衛隊のなし崩し配備と要塞化!!

先島―南西諸島での、自衛隊の新配備、そして沖縄島での自衛隊の配備が急ピッチ!! 

                   

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公開FBグループ:「民派連」https://www.facebook.com/groups/1805579149735915/

での、3/20付のMR,B.K. さんの投稿と、それを受けてのMr.K.M.さんの書き込みが非常に参考になりましたので、(無断ではありますが、公開FBなので容認されると判断して)そのまま転載・拡散させてもらいます。

 

●Mr.B.K.

🌟AERA 3.25号:宮古島のミサイル基地、集落まで200メートル 島で進む軍事要塞化・・の記事をご紹介します。

🔹記事のリードは・・ 宮古島への陸上自衛隊配備が3月中に始まる。だが島が軍事要塞化していくことへの島民の懸念は消えない。

◉「3月2日、平良港に100台ほどの陸上自衛隊車両と50人ほどの隊員を乗せた船が入ってきました。いよいよ来たかという感じです」 宮古島への陸自配備に反対する市民で作る「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の清水早子事務局長は、怒りを含んだ声でそう話した。

◉ 沖縄は名護市辺野古だけでなく、宮古島もまた国防のために政府に翻弄されている。宮古島など南西諸島への陸自部隊配備は、2013年12月に閣議決定された防衛計画の大綱と中期防衛力整備計画で打ち出された。中国の海洋活動の強化や核・ミサイル開発を進める北朝鮮の動きを念頭に、空白地域となっている南西諸島に部隊やミサイル配備を進めるのが狙いだ。 計画では、奄美大島宮古島石垣島に、警備部隊、地対艦(空)誘導弾部隊を合わせて合計2千人規模で配備を進める。このほか与那国島には、すでに16年3月から160人規模の沿岸監視隊が置かれている。

《 地下部分に軟弱地盤 》 ◉ 宮古島に造られるのは2カ所の施設だ。島の中央部に近い上野野原に隊庁舎、東側の保良鉱山跡地に弾薬庫や射撃訓練場を置く。このうちの隊庁舎がほぼ完成し、今月26日には開所式が開かれる予定だ。 だが、問題も多い。防衛省が調べた建設現場の土質調査結果を琉球大学工学部の複数の研究者などが分析したところ、地盤の硬さを示すN値がゼロでマヨネーズ状だと分かった。同じ軟弱地盤は、米軍普天間飛行場の移設先となる名護市辺野古の建設現場でも表面化し、改良工事を行うことが決まったばかり。 土質調査資料を分析した土木技術者の奥間政則氏が説明する。 「700トンの燃料保管施設が置かれる地下部分に、軟弱地盤と空洞が見つかりました。島には活断層が走り地震が多いため、揺れで施設が傾くなどのリスクがある。島の水源は地下ダムですが、地震で燃料タンクが損傷して油漏れが起これば、深刻な影響を及ぼすことになります」

◉ また、これから工事が始まる保良地区では、防衛省の住民説明会が行われるより前の17年12月に部落会が建設に反対する決議を出している。昨年11月には防衛省との間で交渉が行われたが、納得できる説明は得られなかった。保良地区で基地に反対する住民の会の活動をする下地博盛氏が言う。 「基地から保良の集落まではわずか200メートルほど。弾薬が暴発したら住民が身の危険にさらされます。ところが、防衛省に弾薬の保管量や集落との安全が保たれる保安距離を尋ねても『機密に触れるから具体的な内容は言えない』の一点張り。建設容認など到底できません」 さらに清水氏は、島の軍事要塞化に危機感を募らせる。 「内閣府平良港を大型クルーズ船が接岸できるよう整備することにしましたが、これは米軍の護衛艦が接岸できるようにするためだとも言われています。上野野原の隊庁舎には弾薬を保管することも最近分かりました。軍事施設が広がれば有事の際に島中が敵の標的になる。建設容認派は声を上げても変わらない現状に諦めただけで、本音は反対の人が多いのです」

《 許せない建設ありき 》 ◉ 一方、防衛省は軟弱地盤について「関係法令に基づいて適切な建設工事をしている」と安全性を強調。隊庁舎の弾薬庫は「整備に必要な小銃弾などを安全に保管するための保管庫。誘導弾を保管する弾薬庫は整備しない」(報道室)と話す。 沖縄県義で宮古島自衛隊配備の問題に取り組む亀浜玲子議員が言う。 「防衛省は当初、造成工事だけ進めると話していたが、納得いくような住民説明もしないまま結局は基地を造ってしまった。建設ありきのこうした姿勢を許すことはできません」

➡️ 安倍政権・防衛省宮古島への陸上自衛隊配備に伴う建設工事においても、辺野古新基地建設同様に環境影響や住民の意思を無視した工事を進めている。環境影響も民意も無視する強引なやり方は「安倍首相&安倍政権の常套手段」である😤

  

 

●Mr.K.M.

 

(そのMr.B.K. さんの投稿を受けて、反戦自衛官のMr.K.M.さんが次のように補足・投稿をしておられます。)  

  

このAERAの記事は、宮古島での自衛隊配備を報じていますが、現在、先島―南西諸島では、与那国島石垣島宮古島奄美大島種子島馬毛島)への自衛隊の新配備、そして沖縄島での自衛隊の配備が急ピッチで進んでいます。この恐るべき実態をぜひ知って下さい。広げて下さい。 参考に「メディアが報じない自衛隊の先島ー南西諸島新配備の実態」

http://www.maroon.dti.ne.jp/shakai/media-nansei.pdf 

を公開しています。 最新の基地建設関連は情報は、以下でー。https://hanmoto.tameshiyo.me/9784907127251

                      

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