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※Youtube画像(約10分)は 上記画像をクリックで
私たちの知る権利を守る3.14首相官邸前行動
『東京新聞』望月衣塑子記者が、安倍政権の首相官邸を中心とする”報道ファッショ” を中心に、糾弾の発言を渾身こめて訴えました!!
2019/03/14 18:45から首相官邸前に於いて「日本マスコミ文化情報労組会議MIC)」の主催により行われた『FIGHT FOR TRUTH 私たちの知る権利を守る3.14首相官邸前行動』での望月衣塑子氏(東京新聞社会部記者)のスピーチです。
この人の発言は、一見過激に見えますが、決してそうではありません。
ここでは、例の、菅官房長官記者会見時の政権の ”暴挙” に対する事実説明と徹底的な糾弾を語ってくれています。
さすが記者だけあって、きっちりとしたメモを確認しながら、正確に訴えてくれる姿が画像からうかがえます。前の ”SEALDs” のスタイルです。
こんな新聞記者が今までどれほどいたでしょうか? 幸い、朝日をはじめ他の記者もいろいろな形でバックアップ・応援してくれてはいるそうです。しかしまだ、よく見えていません。
いろいろ引っ張りだこで、講演集会にたびたび要請されて真実を語ってくれています。
(蛇足、私見)ですが、この方は、情報量が多いのと頭の中が整理されているからだと思いますが、すごく早口で、聞いていてやや疲れる。これだけ、何とかしてくれればもっといいのにな・・・
私の地域でも近々に、望月氏に来ていただいて講演集会をやる予定です。
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「ありがとうございます。
東京新聞の望月衣塑子です。
今日こんなに多くの市民の方々弁護士、そして有識者
野党の先生方、そして何よりメディアに一緒に携わっている記者の皆さん
官邸の抗議文に批判の声を上げ
そして慣れないであろう、こうやってマイクを握り、思いを伝えていただいた事
本当に感謝いたします。
ありがとうございました。
私が菅さんの会見に乗り出したのは
森友加計疑惑、そして伊藤詩織さんの準強姦事件での逮捕令状の執行取り消し
この問題を一記者として取材する中で
一体官邸の中枢部では何が起きているのか?
とんでもないことが起きつつあるのではないか?
そういう強い危機感からでした。
疑惑から、しかし、浮かんできたのは、菅長官ではなく、安倍首相でした。
腹心の友の加計孝太郎理事長が作った
加計学園の獣医学部の新設、
そして昭恵夫人と親交のあった森友学園への国有地売却、
そして首相に最も食い込む男と言われていた元記者への逮捕令状執行の取り消し、
まず私は、安倍さんに聞きたかったんです。
しかし、首相は官邸での会見数を激減させています。
昨年3回官邸会見。一昨年は4回。
政治部記者さえなかなか聞きえないような状況です。
官邸入口の番記者のぶら下がりも、毎回1回
ねじ込めて2問と聞きます。
これでは首相に、一体記者がいつ質問をできるのでしょうか?
首相がダメなら菅長官にが、そもそものきっかけでした。
私は政治部とは全く違う聞き方で
おそらくそのような質問を長官は受けたことが無かったのではないかと思います。
しかし、私のような質問は特に異常な事では無くてですね
社会部の記者であれば、ごくごく一般的な質問だと今でも思っています。
質問が長いと注意され、上村室長の
「質問簡潔に~~」のこの妨害が、止みませんでした。
長いと注意され、短くしてもですね、上村室長に
「質問は簡潔に」というこの妨害はなぜか止まなかった。
「何故ですか」と上村さんに聞くと
「これは個人的な事でやっているのではない。政府の一員として、やっている」
と言いました。
妨害や制限を指示もしくは容認しているのは菅官房長官なのではないでしょうか?
そうであるならば、精神的な圧力となる妨害や、この制限行為、
これはやはり止めていただきたい。
今日もなぜか、私の前に聞いたのは
一人の記者さんだけで、その後、私が2問めを聞くと、
「次で最後で」と2問だけになっておりました
そして何よりですね、
我が社が抗議文の検証記事を出した後なぜかですね、
他者の記者や妨害を受けていなかった沖縄の地元紙の記者にまで
なんと制限をかけるようになりました。
検証は、より良い会見を、そして国民の知る権利を守ってほしいという
こういう思いを込めたものでしたが、
それに逆行するかのように妨害が他の記者にまで及んでいる
この状況を看過することは絶対出来ません。
沖縄県知事選でデニー知事の圧勝の後も止まらない辺野古への
強制的な埋め立て、そして、南西諸島のミサイル要塞化等、
政府の沖縄県民の民意を無視するこの横暴を見るにつけ
これだけは聞かねば
民主主義が今、根底から覆されようとしていると、
更なる危機感から私は今会見に臨んでいます。
しかし昨年の12月からは
妨害が一時期悪化しまして、酷い時には1分半の間に7回もの
陰湿な妨害が行われました。
「会見は一体何の場なんですか」と私が聞いた質問に
長官は「あなたの質問に答える場ではない」
とこれまで何度も私にだけ発してきた回答を行いました。
何という権力者のおごりでしょうか?
一記者の質問の背後に会見に参加ができない
多くの声なき市民やそして記者たちの思いや、
疑問がある事はまったく想像できていないのか、
愕然としました。
政権が長期化する中で、官邸会見が政府にとって都合の良い
広報の場と化していないか
一年半以上にわたって見続けている中で日々私が感じている事です。
長官は国会で、「政府の見解を述べる場だ」と言いました。
果たしてそうなんでしょうか?
会見は政府主催の会見ではありません。
記者たちの取材によって現地で生の声を聴くことで、
明らかに政府が官邸や国会で主張している事実が
まったくの事実誤認であることが多々あります。
森友の改ざんされた決裁文書
そして防衛局がヘリの調査を今でも拒否している辺野古の赤土交じりの土砂
そして首相の珊瑚移植の誤認発言
菅長官の「怪文書みたい文書ではないか」の発言
どれもこれも事実とは明らかに異なっておりました。
官邸は私の質問を度重なる問題行為とし
問題意識の共有をクラブに要請しました。
これは私や社への精神的圧力にとどまらず、
質問をする他の記者への萎縮を招き
報道の自由、国民の知る権利を踏みにじる暴挙です。
文書を出せば、記者クラブは私を厄介者として排除し
官邸にとって不都合な事実を問い続ける記者がいなくなると
官邸は思ったのでしょうか?
菅長官には、
あの貼りだした文書の撤回を強く求めたいと思います。
長官は会見で「辺野古が唯一の解決策」と度々繰り返し、
前川喜平前文科事務次官については、
「地位に恋々としてしがみ付き
不正の温床となる場所に通い、教育者としてあるまじき行為」
と連発されておりました。
何度も繰り返しすることで 国民にそう思わせようと印象操作をしようとしているようにも私には見えます。
会見は政府の主張を言い続けるだけの場ではありません。
政府の言う事実それに対し取材する私達記者たちが、
疑問を問いかける場であります。
会見は政府の物でも、メディアの物でもなく
国民の知る権利を実践する場なのです。
2014年11月に
萩生田紘一自民党 現在の幹事長代行が選挙の報道に関し
公平公正中立を心がけて欲しいとの要望書を出しました。
要望が提出された際、
民法そしてNHK各局は一致団結をし抗議の声を上げませんでした。
一部のTV局幹部と新聞記者そしてフリーの方々だけが声を上げ、
会見をしたにとどまりました。
あの時、もしみんなで連帯し、政府の要望に声に上げそして抵抗していたら
今ほど政権批判への報道萎縮や忖度は起きていなかったのではないか?
思っています。
今回はその矛先が私やそして東京新聞に向けられました。
しかし文書が明らかになった時
まず声を上げてくれたのは、朝日にいた、横にいる南記者であり、
そして朝日、毎日新聞、共同通信、時事通信
中央新聞、北海道新聞 沖縄タイムス 琉球新報等
全国の地方紙、そしてTBSやTV朝日等、TV各局、BuzzFeedはじめ多くのネットメディアもこの問題を取り上げてくれまして、
中学生までもが、抗議の署名集めに奔走し、抗議の意を示してくれました。
そして、それに連動し、全国の市民弁護士の方々有識者
そして野党の先生たちがこの官邸のふるまいに意義を唱えてくれました。
おかしいものはおかしいと声を上げる勇気を私達一人一人が持てば、
私達は皆で連帯し
そして、このように抵抗を示せるのです。
今、国家権力とメディアの在り方
そしてメディアとは何なのか?
を問い直すべき時期なのだと思います。
メディアは権力に厳しい質問ができなくなった時、民主主義は衰退します。
そして今この瞬間も、私達がくみ取れていない声なき声が
まだまだ社会には沢山あるという事を忘れてはいけないと思っています。
政府がメディアを支配しよう、そして抑圧しようとしている
この今こそ私達は、それぞれが勇気を奮いたたせ
そして、連帯し、立ち上がり、
そして今日の様に共に戦っていきましょう。
本当にありがとうございました。」
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